
2020年11月7日(土)~12月14日(月)まで宝塚大劇場で公演予定の宙組『アナスタシア』。
キャストボイスが更新されたり、プロモーション映像が公開されたり、いよいよだな!と期待感が高まっています。
そこで今回は、『アナスタシア』のストーリーや配役、楽曲などを予習したいと思います♪
宙組『アナスタシア』のストーリーは?
2017年にブロードウェイで初演されたミュージカル『アナスタシア』。
アニメ映画『アナスタシア』に着想を得て制作されたミュージカルで、ブロードウェイだけでなく、北米やヨーロッパやでも上演され、大好評を博しています。
日本でも梅田芸術劇場主催で2020年の春に初演されましたね。
(私もシアターオーブ公演、梅芸公演のどちらも1枚ずつチケットを取っていたのですが、残念ながら中止になってしまい観られませんでした。)
気になるミュージカル『アナスタシア』のストーリーは・・・
舞台は20世紀初頭、帝政末期のロシア、サンクトペテルブルク。ロシア帝国皇帝ニコライ2世の末娘として生まれたアナスタシアは、パリへ移り住み離ればなれになってしまった祖母マリア皇太后から貰ったオルゴールを宝物に、家族と幸せに暮らしていたが、突如ボリシェビキ(後のソ連共産党)の攻撃を受け、一家は滅びてしまう。
しかし、街中ではアナスタシアの生存を噂する声がまことしやかに広がっていた。パリに住むマリア皇太后は、アナスタシアを探すため多額の賞金を懸ける。それを聞いた二人の詐欺師ディミトリとヴラドは、アナスタシアによく似た少女アーニャを利用し、賞金をだまし取ろうと企て、アーニャと三人でマリア皇太后の住むパリへと旅立つ。
記憶喪失だったアーニャは次第に昔の記憶を取り戻してゆく…
同じ頃、ロシア政府はボリシェビキの将官グレブにアナスタシアの暗殺命令を下す。マリア皇太后に仕えるリリーの協力を得て、ついにアーニャはマリア皇太后と会う機会を得るが、グレブがアーニャを見つけ出し…(出典:ミュージカル『アナスタシア』)
宝塚HPの公演解説には、あらすじが載っていなかったので、梅芸主催版の方から引用しておきました。
ロシア革命で殺害された皇帝一家ですが、末娘のアナスタシアだけは、実は密かに生きていたのでは?という「アナスタシア伝説」がもとになっています。
アニメ『アナスタシア』はAmazonのPrime Videoでレンタルできますよ。
私も昨晩、久しぶりに見ましたが、まだ見ていな方はチェックしてみてくださいね。
ちなみにアニメ『アナスタシア』の原作になったのは、1956年公開の映画『追憶 Anastasia』。
主演のイングリッド・バーグマンは、この作品で2度目のアカデミー主演女優賞を受賞しています。
アニメ版とは異なる部分も多いのですが、こちらも予習しておくと良いかもしれませんね♪
宙組『アナスタシア』の配役は?
アナスタシアの気になるキャストを見ていきましょう!
| 主な配役 | |
|---|---|
| ディミトリ | 真風 涼帆 | 
| アーニャ | 星風 まどか | 
| グレブ | 芹香 斗亜 | 
| マリア皇太后 | 寿 つかさ | 
| アレクサンドラ皇后 | 美風 舞良 | 
| マルファ | 花音 舞 | 
| ポリーナ | 綾瀬 あきな | 
| イポリトフ伯爵 | 凛城 きら | 
| レオポルド伯爵 | 松風 輝 | 
| ゴリンスキー | 美月 悠 | 
| グレゴリー伯爵 | 星月 梨旺 | 
| 警官 | 春瀬 央季 | 
| ヴラド | 桜木 みなと | 
| 警官 | 七生 眞希 | 
| リリー | 和希 そら | 
| ドーニャ | 瀬戸花 まり | 
| ミハイル | 秋音 光 | 
| コンスタンチン セルゲイ | 紫藤 りゅう | 
| 闇商人 | 秋奈 るい | 
| 闇商人 | 水香 依千 | 
| イーゴリ | 留依 蒔世 | 
| アレクセイ | 遥羽 らら | 
| グレゴリー伯爵夫人 | 小春乃 さよ | 
| 闇商人 | 穂稀 せり | 
| ニコライ2世 | 瑠風 輝 | 
| 闇商人 | 若翔 りつ | 
| 同志 | 希峰 かなた | 
| 街の男 | 澄風 なぎ | 
| ロットバルト | 優希 しおん | 
| 少女時代のアナスタシア | 天彩 峰里 | 
| オリガ | 愛海 ひかる | 
| 駅員 | 琥南 まこと | 
| サーヴィチ | 鷹翔 千空 | 
| 乗客の男 | 真名瀬 みら | 
| タチアナ | 水音 志保 | 
| 駅員 | 惟吹 優羽 | 
| マリア オデット | 潤 花 | 
| ジークフリート | 亜音 有星 | 
発表前から「とにかく役が少ない」と言われていたアナスタシア。
真風涼帆さん演じる主役のディミトリ、星風まどかさん演じるアーニャ、芹香斗亜さん演じるグレブを除いて、主要な役は、マリア皇太后、ヴラド、リリー、少女時代のアナスタシア位でしょうか。
今の宙組は、二番手・芹香斗亜、三番手・桜木みなと、四番手・和希そら、と番手がしっかりしています。
この番手通りに当てはめると、このキャストになったんだなぁという感じですね。
アニメ版『アナスタシア』の悪役はラスプーチンですが、ミュージカル版には出てきません。
変わりに(?)悪役ポジションになっているのが、芹香斗亜さん演じるグレブ。
悪役というよりは、自分の正義を貫いた結果、ディミトリとアーニャに敵対してしまう……という役ですね。
アーニャに惹かれる気持ちと、果たさなければならない任務との間で揺れ動く悩ましい人物だそうです。
“My own office with a view of the Nevsky Prospekt, a Russian telephone that works.” Happy National Landline Telephone Day! pic.twitter.com/dJYbfttiqS
— Anastasia Musical (@AnastasiaBway) March 10, 2020
桜木みなとさんが演じるヴラドは、髭&眼鏡のおじさん。
かつて宮廷に務めていましたが、現在はディミトリと組んで詐欺師として活躍しています。
桜木さんの老け役は新鮮ですね。
実力派の男役さんなので、どのように役を作ってくれるのか楽しみです。
真風ディミトリとの掛け合いなど、楽しいシーンにも期待!
Tell yourself it's easy and it's true— you can learn to do it too. pic.twitter.com/2HDMQjPUPq
— Anastasia Musical (@AnastasiaBway) February 29, 2020
そして、和希そらさんが演じるのは、ヴラドのかつての恋人・リリーです。
マリア皇太后のもとで働いており、アーニャをマリア皇太后に会わせる手助けをします。
和希さんにとっては、『WEST SIDE STORY』のアニタ以来の女役。
ファンとしては少し複雑な気もしますが、リリーは大きい役なので男役がやるのも納得。
ずんそら萌えを楽しみましょう。
「Land of Yesterday」というパワフルなナンバーもあるようです。
Dance the weekend away at #NevaClub! Join us at the @smithcenterlv in Las Vegas through Sunday only! pic.twitter.com/Wrq2JZLnNi
— Anastasia Musical (@AnastasiaBway) August 24, 2019
宙組といえば、『神々の土地』でも、ロマノフ王朝の終焉が描かれていましたね。
寿つかさ組長は、『神々の土地』と同じ、マリア皇太后役を演じます。
こちらも男役が演じる女役。
すっしーさんの『神々の土地』のマリア皇太后は、演技力はもちろん、ビジュアルも素晴らしかったので今回も楽しみです。
また、ミュージカル『アナスタシア』には、マリア皇太后以外にも『神々の土地』と同じ役が出てくるのもポイントです。
| 『神々の土地』 | 『アナスタシア』 | |
| マリア皇太后 | 寿つかさ | 寿つかさ | 
| ニコライ2世 | 松風輝 | 瑠風輝 | 
| アレクサンドラ皇后 | 凛城きら | 美風舞良 | 
| オリガ | 星風まどか | 愛海ひかる | 
| タチアナ | 遥羽らら | 水音志保 | 
| マリア | 潤花 | |
| アナスタシア | 星風まどか | |
| アレクセイ | 花菱りず | 遥羽らら | 
ミハイル、セルゲイ、イーゴリなど、ロシア人の名前がつけられている役は謎ですが、できるだけ沢山役をつけよう!という稲葉先生の頑張りを感じます。
梅芸版でもアンサンブルのなかで唯一名前が載っているのが、凛城きらさん演じるイポリトフ伯爵。
パリ行きの列車の前で歌う「Stay, I Pray You」という曲があるのですが、こちらはイポリトフ伯爵を中心にしたナンバーになっています。
「ロシアにいると殺されてしまうのでパリに逃げよう」ということで、ロシアへのさよならの挨拶をするよう促すお別れの曲なんですよね。
寂しげで美しいバラードにも注目です。
そして個人的に気になるのが、優希しおんさんのロットバルト!
劇中でバレエ『白鳥の湖』のシーンがあるそう。
潤花ちゃんのオデットに、亜音有星さんのジークフリート、そして優希しおんさんのロットバルト。
ダンサー・ゆいなちゃんの本格的なバレエが観られたらいいなぁと思います。
宝塚版『アナスタシア』には新曲が登場!
以前から話題になっていましたが、宝塚版にはブロードウェイのクリエイティブスタッフによって新たに書き下ろされた新曲が登場します。
元々タイトルロールだけあって、アナスタシア役が主役のこちらのミュージカル。
宝塚の場合は、男役トップスターを主役にしなければならないので、ディミトリ用の曲を一曲増やそう!ということですね。
タイトルは「She walks in」
アーニャと出会う前にディミトリが歌う曲だそうです。
未来へのワクワク感が伝わってきますね。
(詐欺師だけど(笑))
「Journey to the Past」は、アーニャのソロ曲ですが、宝塚版ではディミトリとアーニャのデュエットも披露されるようです。
ぜひ、プロモーション映像をチェックしてみてくださいね。
宙組『アナスタシア』をお見逃しなく!
稲葉先生もお話されていますが、ミュージカル『アナスタシア』は、「home」「love」「family」という3つのテーマが描かれています。
今の世の中だからこそ、「home」「love」「family」というテーマがより強く感じられるのではないでしょうか。
真風さんの
「お客様にも色々な対策をとって観に来ていただく形にはなると思うんですけど、観に来ていただいた3時間は、その世界、時代に一緒にロシアからフランスに旅していただけるように、ひとつひとつに感謝の気持ちを忘れず、お稽古を頑張りたいと思います」
というコメントが印象的でしたが、観終わった後は、日々の嫌なことや辛いことを忘れて、ほっこり暖かい気持ちになれそうですね。
そして、とにかくどの楽曲も素晴らしい!
宝塚友の会でもチケットの抽選が始まったり、カード会社の貸し切り公演もあったり……そろそろ観劇日程を決めなきゃな、と思っています。
早速、今日のJCBの先着に出遅れてしまいましたが……(泣)
皆様も今後のチケット情報をお見逃しなく。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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